ザイデナ服用で立ちくらみが起こる

ザイデナは日本においてはまだ厚生労働省の製造販売承認を受けていませんが、バイアグラ、シアリス、レビトラに次ぐ第4の勃起不全症(ED)治療薬として期待されている薬剤です。作用機序に関しては他のED治療薬と同じで、ホスホジエステラーゼ5を阻害することで血管を拡張し、陰茎部の血流量を改善し、勃起を引き起こします。副作用も他の3剤と類似するものとなっていますが、その中に立ちくらみが起こる、というものがあります。ここでは、その立ちくらみの副作用について解説します。
この副作用は、主作用と同様に血管拡張作用によって引き起こされるものです。血管が拡張すると、血圧が当然下がるので立ちくらみが起こりやすくなります。これが主な原因ですが、それ以外にもその時の体の状態にも起因するのではないかと考えられます。性行為の後というのは、運動後と同じような状態になるので、心拍数は増加します。つまり、心臓が拍動する回数は増えるのですが、1回に心臓から送り出される血液量は減少します。つまり、血圧の低い状態になりやすいのです。また、体に疲労も出ることが考えられます。これら3つの要因が重なり、立ちくらみが余計に起こりやすい状態となります。
また特に高血圧治療薬や、クラリスロマイシン、HIVプロテアーゼ阻害薬などのザイデナの作用を増強する薬を併用する場合には、この副作用は起こりやすくなるので注意が必要です。この副作用で怖いのは夜の中途覚醒時にトイレ等で歩くときです。また、ザイデナは作用持続時間が20時間もあるため翌日にも影響する可能性が考えられます。特に高所作業等に従事する方は、翌日の仕事内容を考えつつ服用を検討すべきです。